ゴキブリの幼虫は、成虫とは少し異なる見た目をしているため、他の虫と見間違えてしまうことも少なくありません。しかし、その特徴を正しく知っておけば、敵の正体を早期に特定し、適切な対策を講じることができます。日本の家屋でよく見かける、代表的な二種類のゴキブリの幼虫の見分け方を解説します。まず、屋外から侵入してくることが多い、大型の「クロゴキブリ」の幼虫です。孵化したばかりの幼虫は、体長3〜4ミリメートル程度で、体色は白っぽいですが、すぐに黒くなります。その姿は、小さな黒いアリや、クモに似ているため、間違われることがよくあります。しかし、よく見ると、ゴキブリ特有の、平たくて光沢のある体と、長い触角を持っています。成長するにつれて、何度か脱皮を繰り返し、体には白い斑点や模様が現れるのが特徴です。最終的に成虫(体長3〜4センチメートル)になるまでには、1年から2年ほどの長い時間がかかります。次に、家の中で繁殖し、駆除が非常に困難な「チャバネゴキブリ」の幼虫です。孵化したての幼虫は、体長わずか3ミリメートル程度で、色は黒っぽく、見つけるのが非常に困難です。クロゴキブリの幼虫と見分けるポイントは、成長するにつれて、背中の中央部分に、淡い黄褐色の、一本の筋模様がはっきりと現れることです。また、クロゴキブリの幼虫よりも、動きがさらに俊敏です。チャバネゴキブリは、成虫(体長1〜1.5センチメートル)になるまでの期間が、わずか2ヶ月程度と非常に短く、一年中、室内で繁殖を繰り返すため、一匹でも見つけたら、非常に危険なサインです。これらの幼虫に共通しているのは、成虫と同様に、暗く、暖かく、湿気があり、狭い場所を好むことです。そして、成虫と違って翅がないため、飛ぶことはできず、壁や床を這い回って移動します。もし、あなたの家で、これらの特徴に当てはまる、黒くて素早い小さな虫を見かけたら、それは紛れもなく、ゴキブリの幼虫であると判断し、すぐさま対策を開始すべきです。
ゴキブリの幼虫の見分け方と特徴